令和5年12月13日、龍ケ崎市議会が開催された。
本日の会議では、学校の統合や跡地活用、地域課題の解決に関する議題について議論が交わされた。
中心的な話題の一つは、学校の統合についてである。岡部賢士議員は、財政の厳しい状況を背景に、長山中学校区の義務教育学校の計画や大宮小学校との統合について質疑を行った。岡部議員は、特に統合に伴う跡地の有効活用が重要であると力説し、教育環境を整えるための施策の必要性を訴えた。
中村兼次教育部長は、長山中学校区の統合について現在の進捗状況を報告し、令和9年4月の開校に向けた実施設計が進行中であることを説明した。さらに、教育の質を高める第一歩として、学校統合が必要であり、その結果として地域の環境も変わると述べた。
次に、旧城南中学校跡地活用についても語られた。後藤敦志議員は、再公募のスケジュールがタイトではないか、地域コミュニティの維持の観点から体育館などの一部を残すべきだと提言した。大貫勝彦総務部長は、地域の意見を尊重し、柔軟な対応をすると答えた。一方で、売却か賃貸かの選択肢についても議論が重ねられた。
そして、学生の地域貢献についても焦点が当てられた。山村尚議員は、学生の参加を促す取り組みが必要であると訴え、特にボランティア活動への参加状況やその環境を整備する必要性を強調した。市民活動センターや高校との連携を強化し、学生が地域に愛着を持つための支援策を求めた。
最後に、助け合い活動の状況について報告があり、現在の取り組みや今後の展望について、特に高齢者支援の必要性が強調された。市は、地域住民の互助を進める施策を検討していく意向を示している。
議長は、議員たちの要望を受け、さらなる地域活動の活性化に向けて、市民と行政が協力し合っていく方針を確認しながら会議を閉じた。