令和3年3月5日に開催された龍ケ崎市議会定例会では、さまざまな議題が討議された。
特に注目されたのは、新型コロナウイルス感染症に関連した施策に関する報告である。
中山一生市長は、昨日逮捕された副市長の事件により多大な不安を市民に与えたことに対して真摯にお詫びを述べた。
さらに、コロナウイルスワクチン接種や、介護事業における対応などについても発言があった。
中山市長は、「新型コロナウイルス感染症の影響で、我々は様々な試練を受けておりますが、市民の健康と安全を守ることを最優先として対応していきます」と述べた。
また、ヤングケアラーに関する実態把握についても議論が交わされた。
久米原孝子議員は、ヤングケアラーの現状について、教育現場や福祉関係者からの支援が乏しいと指摘した。
そのため、スクールソーシャルワーカーを活用し、具体的な支援策を進める重要性を強調した。
中山市長もその必要性に同意し、今後の対応を約束した。
また、交通安全対策についても議論された。
斉田典祥市民生活部長は、信号機のない横断歩道に関する事故発生状況について報告。
2021年12月までに信号機が設置されていない横断歩道での事故は12件発生しており、特に歩行者保護の重要性が際立った。
こうした背景から、今後はドライバーへの交通安全教育や啓発活動を強化し、交通事故の把握と対策を進める必要が強調された。
さらに、議会では介護保険制度に関する質問も相次いだ。
介護職員の処遇改善や介護保険料の見直しについて、議員から意見が相次ぎ、今後の改善に期待が寄せられた。