令和3年9月6日、龍ケ崎市議会において一般質問が行われ、議員たちが市政運営をテーマにさまざまな問題を提起した。特に新型コロナウイルス感染症に伴う支援策や運営の透明性の確保が重要視された。
議会では、特定任期付職員の活動状況について報告があり、「藤島忠夫行政監察監」は、この職員が組織改革や業務改善に取り組むために2021年7月に採用されたことを強調。その後の活動においては、職員との意見交換も行い、官製談合再発防止委員会の活動状況が市民に安心をもたらす期待が寄せられていることが述べられた。藤島氏は「未だ活動の成果は見えていないが、職員を守る制度やシステムづくりを進めている」と述べた。
また、官製談合再発防止委員会についても大きな焦点となり、石嶋照幸議員からはその活動報告が求められた。委員会は複数回の会議を重ね、市の契約制度の見直しや職員へのアンケート調査を通じて、再発防止に向けた具体的な提言を行う準備が進められている。ただし、未解決の問題も多く存在するという指摘がなされた。
議会では新型コロナウイルス感染症への対応も強調され、特に中山市長からは、「市民の信頼を回復させることが最優先である」との発言があり、感染予防と市の業務のバランスを図っていく必要性が指摘された。同様に、生活困窮者支援についても言及され、フードバンクによる支援の独自性と現状を確認することが求められた。
最後に、移動スーパーの導入についても議論が行われ、当市の買物弱者への支援策の一環として、今後の事業拡大の必要性が訴えられた。移動販売サービスが有効な手段であると認識されており、過去の実績を踏まえ、さらなる拡充が期待されている。今後も透明性の確保と、市民に信頼される運営が求められる。
議会は、今後も市民の声に耳を傾け、効果的な施策を進めていくことを表明した。