令和4年9月7日に開催された龍ケ崎市議会定例会では、様々な議題が挙げられ、特に子どもの権利条約の推進やHPVワクチン接種における問題が焦点となった。
議会では、子どもの権利条約の重要性が確認された。高齢化が進む中で、孤立した高齢者や一人暮らしの状態が問題視され、相談窓口の強化が求められた。具体的には高齢者や障害者を対象とした相談支援の体制充実が提案された。
また、HPVワクチン接種については、従来女性のみが接種対象とされていたが、男女ともにワクチン接種が推奨されるべきであるとの意見が上がった。特に、海外では男女を問わず接種が広まっている事例が紹介され、市長からも男性への認識を高める必要性が強調された。
補聴器購入に関する支援についても言及された。市としては、ウイッグや補装具の購入支援制度を取り入れることが求められた。一方、千葉県平川市や神奈川県大和市の取り組みが紹介され、高齢者に対する「生涯学習」の重要性と合わせて、相談支援の体制を見直す必要性が指摘された。
さらに、プラスチック資源循環促進法の施行についても重要視された。市内のプラスチックごみの収集やリサイクル状況が確認され、焼却処理への依存から脱却すべきとの見解が表明された。市が地域の持続可能性を担保するためにも、プラスチックごみの資源化と啓発が急務であるとされた。
これらの議論を通じて、コミュニティ全体で支援や啓発を進め、特に次世代を見据えた持続可能な施策を講じることが求められている。今後、具体的な目標に向けて、龍ケ崎市全体での取り組みが期待される。