令和元年6月19日、龍ケ崎市議会にて、4つの重要なアジェンダが取り上げられた。特に道の駅建設やよりよい保育行政についての議論が活発に行われ、移動支援や高齢者へのサポート体制の重要性が強調された。
日本共産党の伊藤悦子議員は、道の駅の建設に関して、護岸工事の問題が議題として取り上げられたことに対し、"軟弱地盤の影響で工事が遅れているのか"と質問した。市長公室の龍崎隆氏は問題を認識しているとし、"設計業者が責任を持って修正設計を行う"と明言した。また、今後の工法や予算についても検討が進められていることを述べた。
また、伊藤議員は保育行政について質問し、"待機児童問題はどうなっているか"と尋ねた。福祉部の足立裕氏は、4月には待機児童はゼロだったが、5月には3歳児の待機児童が発生したと答えた。高齢者への補聴器助成についても提起され、利用者の拡大が望まれている。
コミュニティバスに関する質問も投げかけられ、行政側はその重要性を認識しているとし、高齢者や障がい者の移動支援が求められている状況についても理解を示した。ただし、運行にあたっての課題も多く、持続可能な運行を確保するための戦略が必要であると強調した。
伊藤議員の質問に続いて、議論は地域内の交通手段の確保に移り、議会内でも多様な移動手段の必要性が広く認識されている。これに対し、福祉部長は"運転免許返納後の支援事業とともに、移動支援サービスの充実に努めていく"とし、今後の取り組みに期待を寄せた。
議会は、道の駅建設を通じた地域の魅力発信や、保育行政の強化に向けた取り組みを続ける方針であり、市民の生活支援に努める姿勢を示した。