令和2年12月18日、龍ケ崎市議会の定例会が開催された。
議題では、複数の議案が審議され、重要な決定がなされた。
議案第1号から17号まで、条例改正が中心の内容となっている。特に市税外諸収入の滞納金についての改正が了承され、特浦市民生活部長の説明では「滞納金の徴収手数料を見直すことで、より効率的な収入管理を目指す」と強調された。市民への負担軽減を図るため、施策が進められている。
龍ケ崎市後期高齢者医療に関する条例の改正も話題に上がり、福祉部長は「高齢者に対する医療サービスの質を向上させるための措置です」と述べ、評価されている様子が伺えた。これにより高齢者医療の確保が期待されている。
また、議案第10号では、和解に関する質疑が活発に行われた。金剛寺博議員は、「護岸工事における設計問題が生じ、経費が膨らんでいる」と指摘。市側は、問題発生後に改めて協議を続けていると回答した。特に、液状化対策工事にかかる費用の見積もりが5億円を超える見通しであることが示され、安全性の確保が議会の優先事項の一つであることが確認された。
また、議案第11号については新型コロナウイルス感染症対策経費が計上され、消費税増税の影響を受ける市民を対象にした経済支援が強調された。市の見解として、委員から「ウェブ会議端末を50台導入し、庁内研修など多方面で使用する」との見本が示された。市長は「この取組は非常時における情報伝達を円滑にし、市民サービスの向上に繋がる」と述べ、理解を求めた。
最後に、教育環境の改善に向けた陳情についても議論され、不採択となった。しかし、意見書には「少人数学級の実施が求められる」との声が多く、今後の取り組みに期待の声が挙がっている。議長の締めの言葉として、「市民の声を反映した開かれた議会を目指す」とした。
全17議案は賛成多数で可決され、閉会中の事務調査に関する件も全会一致で決定。市議会は市民の信任を得て、今後も活動を続けることを決意した。