令和5年第2回龍ケ崎市議会定例会が、6月16日午後1時30分に開会した。
会議では、本市が直面した大雨とそれによる被害の報告が行われた。萩原勇市長は、台風第2号の影響により596ミリの降水量を記録し、低地の浸水や断水、そして通行止めが発生したと説明した。
市長は、被災されている市民へのお見舞いの言葉を述べ、支援制度の活用についても言及した。市では4月に改訂した対応マニュアルを基に、迅速な救援を進めているとし、今後も梅雨前線や台風によるさらなる影響が懸念される中、災害対策に全力を尽くす意向を強調した。
この定例会では15件の議案が上程された。特に、議案第8号では一般会計補正予算が提案され、歳入歳出に6億9289万円を追加し、予算総額は285億5074万円に増加することが知らされた。
また、議案第1号から第7号までは、税条例の改正や国民健康保険税の改正について説明があり、議会はこれらの議案を一括で審議した。また、農業委員会の委員任命に関する議案も提出されたが、すべてについて質疑は無く、採決の結果、全員賛成で承認された。
今回の定例会では、会議の進行役を務めた油原信義議長が、会期を6月30日までの15日間とすることを決定した。また、次回会議は6月20日に予定されている。
市長からの報告を受けて、議案の討論は無く、採決を経て全議案が承認された。今後の行政の円滑な運営が期待される中、市民生活の安全と安心の確保が最重要課題として取り組まれていることが再確認された。