令和5年9月1日、龍ケ崎市議会では第3回定例会が開会された。議会では、36件にのぼる議題が上程され、特に決算報告や新施設のオープンについて重要な議論が展開された。
まず、会期は本日から19日間と決定され、公的な手続きが進められた。
萩原 勇市長は、令和4年度の決算概要を報告し、歳入歳出の実質収支は17億8,500万円の黒字とのこと。これは、新型コロナウイルス対策や物価高騰に対しての対応が功を奏した結果であると述べた。また、財政の硬直度を示す経常収支比率が91.1%と、目標を下回ったことも指摘した。
議案については、議案第1号から第29号までが一括で審議された。議案第2号では職員の給与条例の改正があり、新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正に伴う対応であることを説明した。さらに、議案第7号により、官製談合再発防止対策検討委員会条例を廃止することが決定された。これは、法違反事件後の調査が完了したためである。
特に注目されたのは、公共改善プロジェクトに関する議案であり、新保健福祉施設の建設工事に関連する6件の議案が提出された。これにより、地域の福祉向上を目指す姿勢が強調された。
さらに、新たにオープンする学校給食センターとマイナンバーカードセンターの計画についても説明があった。萩原市長は、これにより教育環境や市民サービスの向上が見込まれると強調した。新設された学校給食センターでは、給食の提供が今日から始まる。
最後に、決算特別委員会が設置され、その運営に関して議長及び議会選出監査委員を除く全議員が委員として参加することが決まった。今後の運営に向け、あらゆる意見を反映させていく方針が示された。次回の本会議は9月5日午前10時から再開される予定である。