令和5年9月定例会では、様々な重要テーマが取り上げられた。
特に、水害対策についての議論が多く、久米原 孝子議員が質問を行い、柏崎治正危機管理監が回答した。
久米原議員は、今年の大雨による道路冠水の実態を指摘し、水害対策の強化を求めた。柏崎監は54か所の冠水箇所を認識し、6月の台風による影響で10か所で通行止めがあったことを報告した。また、内水氾濫についても、気候変動の影響で予期せぬ豪雨が増えていることを強調し、自助と共同体の防災意識の浸透が重要であると述べた。さらに、内水ハザードマップの作成も提案された。
江川の整備についても言及された。落合勝弘都市整備部長は、江川の機能維持のため、地域と連携しながら整備を継続していく方針を示した。
また、小・中学校の教育環境についての議論では、大古輝夫教育長が少子化問題に触れ、教育環境の向上に努める姿勢を示した。この中で、特に重点的に取り組むべき課題として、適正配置の実現が挙げられた。
さらに、シルバー人材センターの役割についても取り上げられ、高齢者の雇用機会を提供する重要な存在であることが確認された。荒槇由美福祉部長は、シルバー人材センターの重要性と今後の支援について述べた。
ふるさと納税や健康保険証の制度改革についても議論が交わされた。特に、マイナンバー制度や健康保険証の廃止については、法改正の影響が市民生活に及ぶ懸念が指摘された。
最後に、道の駅整備計画についての懸念が表明された。市長は、牛久沼の治水対策が優先されることを強調し、事業の進行について検討を進める意向を示した。市民の声を反映させるための対話の重要性も強調され、今後の行動に期待が寄せられた。