令和2年第1回龍ケ崎市議会臨時会が開催された。
議長と市長、さらには多くの議員が出席する中、会議は進行した。まず、議長の鴻巣義則氏が会期を1日のみと決定し、異議なしで承認された。続いての議題では、会議録署名議員として11番の岡部賢士議員と12番の石引礼穂議員が指名された。
主要な議題として提起されたのは、議案第1号から第3号まで及び報告第1号である。これについて、中山一生市長が提案理由を説明した。市長は、全国で新型コロナウイルスの感染者数が1万5,575人、死者590人に達し、茨城県でも感染状況が続いていることに慎重な姿勢を見せた。特に医療関係者への感謝の意を示し、引き続き、市民の命を守るための取り組みの重要性を強調した。
さらに、緊急事態宣言の延長が国によって発表され、8割の接触削減を目指した取り組みを維持する必要があるとの見解も示された。このような情報を踏まえ、茨城県では感染者数ゼロの状態を目指した新たな方針を掲げており、特定警戒都道府県から外れる可能性についても言及された。
また、龍ケ崎市では市民生活の安定に向けた独自の支援策を打ち出しており、特別定額給付金や子育て世帯臨時特別給付金の給付などが提案された。岡部賢士議員は、この特別定額給付金について、特に生活が困窮している世帯への迅速な対応を求めた。市長の決断力や適切な判断に期待を寄せたことも伺われた。
最終的に、議案は全て可決され、報告の承認も得られた。臨時会は市民への意義に深入りしながら、医療環境を維持し、新しい生活様式の確立に向けた具体的な施策が提案される結果となった。
議会が閉会する中、引き続き感染拡大防止に向けた取り組みが重要であるとの再確認がなされた。市民の今後の安心が求められながら、地域経済への影響を軽減する方向性を見いだす必要があることが改めて強調され、会議は終了した。