令和3年5月19日、龍ケ崎市議会臨時会が開催された。議会では、新たに設置される官製談合再発防止対策検討委員会の条例案など重要な議案について審議が行われ、議案第1号から第3号、報告第1号から第6号までの計9件が承認された。
中山一生市長は、官製談合問題への対応として反省を促し、再発防止策の徹底を強調した。市長は「市の信頼回復に全力で取り組む」と述べ、再発防止のための第三者検討委員会設立を報告した。この件は、全体の奉仕者である地方公務員として決して許されるものではないとして謝罪した。
また、新型コロナウイルス感染症への対応についても言及した。市は、公共施設の利用制限やイベントの中止を含む措置を講じており、感染拡大を防ぐための取り組みを行っている。さらに、ワクチン接種が進む中、65歳以上の高齢者への接種を段階的に実施すると説明した。市内でも接種予約の開始方法を工夫し、住民の混乱を避ける方策を模索している。
臨時会では、議長と副議長の辞職願も提出され、議長辞職が受理された。続けて議長選挙が行われ、滝沢健一議員が新たな議長に選出された。新議長は、「議会の円滑な運営に努めてまいります」と意気込みを述べた。
副議長選挙では、久米原孝子議員が選出され、次期の議会運営に期待が寄せられる中、各常任委員会委員の選任も行われた。議会運営委員会委員についても、メンバーが確定し、スムーズな議会運営が目指される。
最後に、茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙が行われ、滝沢議長が議員に選任され、会議は無事に閉会となった。議会は今後、議題となった案件を進め、市民の声をしっかりと反映させる議会運営を目指すこととなる。