令和5年3月3日に開催された龍ケ崎市議会定例会では、道の駅整備事業に関する議論が中心となり、特に市民アンケート結果が大きな関心を集めた。
山村尚議員は、昨年12月の一般質問での続編として道の駅整備事業に関する市民の意見を求めた。詳しい結果が2月1日に発表された結果、「整備してほしいが機能・施設の内容は十分に検討が必要」が約43.2%、一方で「必要ない」との回答が約50.8%を占めた。この傾向に対し、山村議員は市民の関心は整備予定地の利活用方法であると指摘した。
さらに、山村議員は「地域振興のためのビジョンが必要」と強調し、これまでのアンケートで得られた情報をもとに、必要な支援を求める声を強めるべきだとの見解を示した。
また、対する形で回答に立った木村博貴市長公室長は、道の駅の定義について説明を行った。道の駅は地域の創意工夫に基づき、利用者に多様なサービスを提供することが目的であると説明。一方で、市民と意見交換を行った結果を踏まえ、今後の方向性を探ることが重要であると述べた。
議論は続き、市長は市民の皆様の様々な意見を重視していると強調し、今後のまたさらなる調整を行う意向を示した。特に地域振興施設としての道の駅が果たすべき役割についても焦点が当てられる中、重要な案として道の駅をシャッター商業施設ではなく、地域のニーズに即した形で発展させる必要があることが指摘された。
この会議において道の駅整備事業の調整が今後の市の発展に与える影響は計り知れない。それに対する市民の期待と懸念が混在する中、議会は今後も市民の声に耳を傾ける必要があると考えられる。