令和3年11月24日、龍ケ崎市議会の第4回定例会が開催された。本会議では、議案第1号から第12号まで、及び報告第1号と報告第2号の審議が進められた。
議事の中で、加藤 勉議員は一般質問を通じて、最近の官製談合防止法違反事件について言及した。この事件では、元副市長の川村氏が法廷に立って証言する場面があり、特に注目を集めている。加藤議員は、この一連の事件に対する市長の責任について厳しく問いただした。中山市長は、「申し訳ない気持ちでいっぱいで、事件を未然に防げなかったことを深く反省している」と述べた。
さらに、加藤議員は開催された職員とのミーティングについても触れ、これがなぜ今必要となったのか、その意図を問う場面もあった。中山市長は、このミーティングが職員と良好な信頼関係を築くためのものであり、今後も対話が必要だと強調した。
もう一つの重要な議題は、残された家族への対応に関する件であった。加藤議員は、「職員が亡くなった後の支援は十分だったのか」と疑問を投げかけた。これに対し大貫総務部長は、遺族への必要な手続きや連絡を行ったことを説明したが、顧客の満足度についての具体的な意見も求められ、さらなる配慮が必要であるとの意見が出された。
報告の一環として、衛生環境管理の改善を目指す新型コロナウイルス感染症対策費についても議論が交わされた。岡田健康づくり推進部長は、費用が約5,000万円であり、具体的な活動内容について説明した。これにより、緊急を要する経済対策の必要性が認識され、迅速な対応が求められる状況となった。
全体を通し、議会では職員の責任や倫理についての重要性が再確認された。市長がその信任を受けた立場であるだけに、その発言には重みがあると同時に、今後の市政運営にはより一層の透明性と誠実さが求められる結果となった。