令和5年12月21日、龍ケ崎市議会は第4回定例会を開催し、多数の議案が審議された。
日程の中から重点的に審議されたのは、議案第1号、龍ケ崎市プロポーザル選定委員会条例についてである。執行部からの説明に対し、委員からプロポーザル方式の法的根拠やそのメリットについて質問があった。執行部は、プロポーザル方式が特定の事業者を選定するための手法であり、価格競争に留まらない提案評価の必要性を強調した。
また、議案第6号と第7号は、空き家の適正管理に関する条例の改正について審査が行われた。ここでは「管理不全空家等」という新たに追加された概念について、具体的な基準が質疑された。執行部は、保安や衛生、景観などの観点が総合的に考慮されると回答した。
次に、議案第25号に関して、介護保険事業特別会計補正予算についての討論が盛り上がった。日本共産党の伊藤悦子議員は、介護職員の賃上げが物価高騰による利用料負担の増加を招く懸念を示した。介護職の給与の問題が市民に与える影響に対して、国の支援を求めるべきとの意見が相次いだ。
最後に、意見書案第1号が提案され、バス運転手不足の解消と路線バスの維持が求められた。これは地域住民の移動手段確保に深く関わる重要な請願である。このように、会議は多くの議論を経て、全般的に賛成多数で各案件が了承された。
これにより、龍ケ崎市議会は重要課題に対する政策を進め、地域社会のニーズに応える姿勢を示している。今後の取り組みに期待が寄せられている。