令和2年12月4日、龍ケ崎市議会の第4回定例会が開催された。議会は全議員出席の中、今期定例会の会期を15日間と決定した。具体的には、12月4日から18日までのスケジュールが確認された。議長の鴻巣義則氏は、市政の重要な議題についての審議を進めていくことを強調した。
会議の中で最も重要とされたのは、新型コロナウイルス感染症に関する報告である。市長の中山一生氏は、感染拡大防止のための対策の強化が求められている現状を伝えた。全国的に感染者数が急増している中、本市では比較的感染者数が抑制されているものの、警戒を怠らない姿勢を示す必要があると述べた。
市長は、特に市民一人一人の意識と行動が感染拡大防止に大きく寄与していることを評価し、引き続き、個人の防疫対策の徹底を呼びかけた。マスクの着用や手洗い、換気の重要性を再確認し、リスクの高い行動を避けることの必要性を強調した。
また、議案の提案も行われた中、特に前年度の税制改正に基づく各種条例改正が取り上げられた。市税外諸収入に関する条例や後期高齢者医療条例、介護保険条例の改正が議題に上がり、地方税法に準じた内容が詳述された。市長はこれにより、収入の安定化を図ることができると期待を寄せた。
さらに、公共施設の整備についても説明があり、サプラスクエア「サプラ」への新たなニーズに応えるべく、従来の自治体サービスの形を変えていく必要性が語られた。安全性と利便性を兼ね備えた地域資源の活用が求められる。
市長の最後の発言は、子育て支援の強化についても言及された。新たな保育園の設立に向けての取り組みや、既存施設の機能充実が重要視され、実施に向けた具体的な計画が進行中であるとした。
今後の議事日程として、12月9日には定例会が再開され、議案質疑が行われる。市の今後の発展に向け、議会の活発な審議が期待されている。