令和3年6月16日、龍ケ崎市議会で行われた定例会では、議員たちが新型コロナウイルスワクチン接種の進捗などについて質疑を重ねた。特に、新型コロナウイルスワクチン接種については、副作用への不安が広がる中、効率的な接種体制が求められている。岡田明子健康づくり推進部長は、現在の進捗状況や予約状況について詳しく説明した。75歳以上の高齢者の接種状況については、6月11日現在で予約者数が6,545人、接種率57.1%を記録していると述べた。
また、併せて引きもこりの支援策や、学校教育においての女子トイレの生理用品設置の必要性なども議題に上がった。特に、新型コロナウイルスの影響もあり、家庭での経済的困難を抱える女子学生に対する配慮が強調された。女性に対する様々な支援策が市からも求められた。
制服の選択制導入に関しても大きな関心が寄せられ、地域の多様性を受け入れる新たな方針が必要との意見が出た。教育部の木村博貴教育部長は、制服の選択肢の拡充を約束し、学校の方針に柔軟性を持たせることが求められていると強調した。
一方で、引きもこりの問題についても意見が交わされ、清宮恒之福祉部長は具体的な支援策の充実を検討していると答えた。特に、中高年層のひきこもりをどう支援するかが重要な課題となっており、家庭へのフォローアップと地域コミュニティでの対応が求められている。
また、デジタル関連法の問題では、標準化法について、特に新たな情報システムの整備が課題になる見込みであり、自治体の自主性が脅かされる恐れも指摘された。
加えて、今回の議会では災害用備蓄品についても話題が挙がり、このコロナ禍の中で、地域の備えがどれだけ整っているかが問われている。出水田危機管理監は、消費期限の管理や更新について適切にしていると報告がなされたが、さらなる備蓄の拡充が必要とされる。
最後に、子宮頸がんワクチンについても意見が交わされ、岡田部長は過去の接種者数の減少にも言及し、接種を希望する高校生のために積極的な情報提供を行うことを約束した。全体として、コロナ禍の行動制限がある中でも、地域住民として、今後も様々な社会問題に目を向け、解決策を見出していくことが求められている。