令和4年9月9日、龍ケ崎市議会は第3回定例会を開催した。全15名の議員が出席し、主に市の未来に関わる様々な課題について活発な意見が交わされた。
初めに、12番の石引礼穂議員は、「牛久沼水辺公園の活用について」質問した。水辺公園は近年好評を博しており、市民団体が行った整備を通じ、多くの人々が訪れるようになったと述べた。特に、白鳥が誕生する時期には訪問者が増加しているが、認知度向上のために何ができるのか、市としての戦略を求めた。
滝沢健一議長は、落合勝弘都市整備部長に質問を指名した。落合部長は、この公園は茨城県との共同事業の一環であり、適切な維持管理に努めていると答弇。さらに、日々の活用が進んでいることも強調した。
次の質問では、石引議員が「コミュニティスクール」について問いかけた。市教育部長の中村兼次氏が現状を説明。導入に際しては他市町の事例を参考にしながら進めていくことが必要であり、地域と学校の協力による教育環境の充実が期待できると付け加えた。
さらに、「龍ケ崎市中小企業・小規模企業振興基本条例」についても議論が展開され、菅沼秀之産業経済部長が直近のアンケート調査結果を報告した。経営者の声を反映させた政策形成が求められている。
引き続き、東地域の活性化である「eスポーツによるまちづくり」についての質疑が行われ、木村博貴市長公室長は、もはや全国的に普及しつつあるこの文化に着目する重要性を述べ、特に地元のニーズに応えるような取り組みを進めたいとの考えを示した。座席からは、過去の成功事例を挙げて更なる事業化の必要性も指摘された。
今回の定例会では、これらの議題に関して多角的な意見が交わされ、各議員は今後の市の動向に注目している。市民の声を聞きながら、持続可能な地域づくりを進めることの重要性が再認識された。市長及び関係部署は、これを踏まえて迅速な対応を行っていく必要があるだろう。
このように、龍ケ崎市議会では今後も市民サービスの向上及び地域活性化に向けた取り組みが期待されている。