令和5年6月30日、龍ケ崎市議会は定例会を開会し、複数の条例改正案や補正予算を議題に挙げた。
執行部は議案第1号として、龍ケ崎市税条例の一部改正について説明した。
提出された内容には、新たな森林環境税についての詳細が含まれており、県の税と異なる扱いで施行される。
「私たちの税制に新たな要素が加わる。市民には十分な周知が必要」と報告したのは、加藤 勉総務委員長である。
次に、議案第2号の国民健康保険税条例の改正について、質疑が行われた。
「今回の限度額引上げに関して、多くの加入者に影響が出る」と反対意見を述べたのは伊藤 悦子議員だ。
彼女は低所得層への影響を懸念し、さらなる議論を促した。
一方、執行部は「影響はごく一部に限られる」と強調。
教育や福祉に関する条例改正も審議の対象となり、特に議案第4号の学校給食センター設置については、全議員の支持を得た。
また、議案第8号として提案された一般会計補正予算(第2号)では、大相撲地方巡業支援事業に関して説明があり、来年の市制施行70周年に関連するイベントが計画されている。
「記念事業としての意義がある」と説明したのは、萩原 勇市長である。
既存の予算に737万円が追加され、さらなる議案第19号の補正予算(第3号)での台風被害に対する復旧費用が求められる中、議会は迅速に対応。
執行部の説明に対し、質疑は行われず、全員賛成でこれらの案が可決された。