令和元年9月の龍ケ崎市議会定例会では、重要な議案が多数上程された。特に、教育委員会委員の任命や特別職の給与改定などが焦点となった。
中山一生市長は、議案第35号の教育委員会委員の任命について、「大野金人委員が任期満了となるため、新たに野中浩氏を任命する」と述べた。
また、議案第36号の特別職の職員給与及び旅費に関する条例改正では、「本年10月1日から31日までの間、市長の給与を10%、副市長は8%減額する」と強調した。これは、市職員の不祥事に対する管理責任を重視した措置とされる。
さらに、議案第1号から第32号にかけては、服務に関する規範の見直しや財政的な環境への対応についての説明が行われた。久米原孝子総務委員長は特に、会計年度任用職員の給与について「行政職の昇給の詳細や福祉職について検討が必要」と発言した。
義務的な条例改正が相次ぐ中、選択的夫婦別姓制度導入を求める意見書の請願については、多くの議員が賛同しており、性別にかかわらず多様な家庭形態が社会で認められることが求められている。また、法人税の負担は企業に求めつつ、市民には高い税負担を強いる構造には議員らの強い反発が見られた。