令和5年6月23日、龍ケ崎市議会で行われた定例会では、様々な重要課題が議論された。
中心となったのは、「道の駅の整備事業について」であった。萩原勇市長は、大野誠一郎議員の質問に対し、今年2月に臨時庁議で道の駅の整備方向性が決まった経緯を説明した。具体的には、国土交通省との調整、護岸改修に関する費用削減の協議を経て、整備方法が決定したと述べた。また、整備が進まない理由として、牛久沼関係機関との連携が鍵であり、議会に対してはその旨を理解してほしいと強調した。
加えて、台風2号の影響による被害への対策も焦点となった。後藤敦志議員が大雨の影響を受けた市民に向けて、早急な支援が必要であると訴えた。特に、牛久沼の越水問題に関しては交通の便や今後の治水対策の強化が求められた。柏崎治正危機管理監は、発生した浸水被害に対する支援の実施状況を報告し、国や県との連携が重要だとの見解を示した。さらに、後藤議員は、県が行う河川工事の影響調査の必要性や、迅速な対応へ向けて市独自の動きが欠かせないと指摘した。
また、防犯カメラの設置促進についても話題に上った。後藤議員は、犯罪増加に伴い、市として積極的に防犯対策を進める必要があることを強調した。特に、通学路や公園の安全確認において、地域住民や自治体の協力を得て、市内の防犯カメラを設置する意義があるとの見解を示した。