令和3年9月24日に開催された川西市議会第4回定例会で、決算に関する重要な議案が一括して審議された。
主要な議題には、令和2年度の各種会計決算認定が含まれており、一般会計や国民健康保険事業、介護保険事業などについての問合せが行われた。この中で、市内の民間保育施設の予算に関する質疑が目立った。特に日本共産党議員団を代表し質疑を行った北野紀子議員は、公立と民間の保育費用や給食費について詳細な数字を求める発言をした。
さらに、令和2年度川西市水道事業会計についても議論され、特別委員会が設置され、審査後に認定が行われることとなった。公営企業会計決算についての質疑では、委員長報告を通じて水道料金の減免実施の評価が話題となり、生活困窮者への支援体制の更なる充実を求める意見が見られた。
また、川西市病院事業会計の決算認定が討論され、医療機関の対応についても意見が交わされた。新型コロナウイルスの影響で、外来患者数が大幅に減る中、医療現場の課題についても言及され、特に看護基準の維持と医療人材の確保が強く求められた。
さらに、議案第54号と第55号は、児童育成や子ども・子育てに関する条例改正が提出され、賛成多数で可決された。これに対して、結論を何らかの形で税金の使い道を最大限に活かし、地域福祉の向上に寄与することが期待されている。
今回の定例会では、最後に請願第２号の議会動画のライブ配信に関する要望が審査に付され、継続審査となることが決まった。このように、議会における透明性の確保に向けた取り組みが注目されている。