令和5年12月18日、川西市議会における議員協議会で、川西市都市計画マスタープラン(案)について協議が行われた。
この協議会には、市長 越田謙治郎氏をはじめ、多くの議員が出席し、市民意見と市議会意見を踏まえた検討結果が報告された。
都市政策部長 宮下誠氏は、川西市都市計画マスタープラン(案)の市民意見及び市議会意見に対する検討結果を説明した。10月30日の議員協議会と、10月31日から11月29日まで実施されたパブリックコメントにおいて、10人から11件の意見を頂戴したことを伝えた。
意見の中には、定量的な目標設定が不足しているとの指摘や、外国人に対する理解が不可欠であるという意見が含まれている。特に、都市計画は単なる方針ではなく、各分野における定量的な指標を設定していく必要があるとの考えを示した。
また、スケボーパークや道路環境の改善、子育てしやすい公園などに関する具体的な施策についても議論され、これらの意見には個別施策で検討していくことが説明された。新名神高速道路インターチェンジ周辺の土地利用に関しては、開発の難しさも併せて報告された。
議会では、黒田美智議員が地域の開発に関する市の役割について問うた。これに対し、都市政策課長 松下吉晴氏は、業者と住民との間における調整役としての市の立場を強調した。住民の意見を反映するため、適切な情報提供を行うことが重要であるとし、議員との協力を通じてより良い地域づくりを目指すと述べた。
このように、川西市の都市計画が市民の声を大切にし、より具体的な施策に活かされることが期待される。この日の協議は、一連の議案の進行において重要な位置を占めていると言えよう。
協議会は、午前10時10分に開会し、午前10時29分に閉会した。