令和4年第1回川西市議会定例会が先日開会された。
昨年末に急激に広がった新型コロナウイルスのオミクロン株の影響を受ける中、越田謙治郎市長は開会挨拶で、重要な案件を審議することを強調した。また、令和4年度当初予算案として962億円を計上した。
会期は38日間で構成されており、多岐にわたる議案が上程される予定である。議案の中には、令和3年度川西市一般会計補正予算や固定資産評価審査委員会の委員の選任、人権擁護委員候補者の推薦が含まれている。特に、固定資産評価審査委員会委員の選任に関しては、越田市長がその重要性を説き、全会一致での同意を求めた。
さらに、議案では川西市手数料条例の一部改正も提案され、これにより手数料が見直される。一部の使用料については、最大1.5倍の上限での改定が申し出られた。この源泉は、住民の受益と負担の公平性を考慮したものである。議会では意見交換を行い、市民からも理解を得る必要性が示唆された。
コロナ対応では、越田市長から具体的施策が発表された。市内の医療機関との連携を強化し、市立病院を中心にした医療体制の充実を図るとのこと。また、令和4年度には中学校給食の制度を開始し、教育環境を向上させる狙いも示した。さらに、公共交通の支援や地域活性化策も重要なテーマとして取り上げられている。
今議会では、地域の福祉や支援施策が強調され、市民生活に寄り添った施策が求められている。越田市長は「市民とともに歩む」視点を忘れずに意見を聴きながら進めていく方針を示した。一方で、市民からのフィードバックを重視し、環境問題への配慮も期待されている。今後の進展に注目が集まる。