令和5年10月12日の議員協議会では、第6次川西市総合計画(案)が主な議題として取り上げられた。市長をはじめ、各部の担当者が出席し、計画案の概要と意見提出結果についての詳細な説明が行われた。
まず、市長の越田謙治郎氏は、「本日は議員協議会を開催していただき、ありがとうございます。本日議論いただくのは、第6次川西市総合計画(案)に関することです。」と述べ、協議に入ることを告げた。
続いて、企画財政部長の作田哲也氏が計画案について説明を行った。この計画案に伴う意見募集は、令和5年8月3日から9月1日までの期間に行われ、17人から26件の意見が寄せられたことを報告。寄せられた意見は大きく分類され、各意見に対する市の検討結果も説明された。
意見の中には、「基本構想はわかりやすさを重視しているが、印象がぼんやりしている」との声もあった。これに対し、作田氏は「総合計画は市のまちづくりの中長期的なビジョンを示しており、その性質上、抽象的な表現が多くなりがちである」と回答した。また、市民参加を重視し、手に取りやすいデザインであることを強調した。
さらに、意見番号2では「支えるだけ世帯」に対する配慮が求められる声も上がった。市は「子どもたちの幸せを考えることは大切で、その実現のためには地域全体の協力が必要である。市民それぞれの幸せを形にしていくことは重要である。」と見解を示した。
意見番号3では「川西の変革」という表現についての違和感が指摘されたが、これに対しても市の考えを説明し、行政だけでなく様々な主体が協力して進める未来像である旨が伝えられた。今後は市民の期待に応え、個別の施策についての視点を盛り込むことも検討される必要がある。
会議では他にも多岐にわたる意見が交わされ、市民の意見を反映させた総合計画の実現に向けた重要な議論が展開された。出席した議員からも市民の意見にしっかりと耳を傾ける必要があるとの発言があり、協議会は終了した。今後の議論に期待される。