令和5年第1回川西市議会定例会では、地域の課題や未来への方針について多くの議論が交わされた。
特に川西市の北部地域のまちづくりについて、加藤仁哉(川西まほろば会)市議は重要な視点を取り上げた。
北消防署の再編整備計画に関して具体的な質問が寄せられた。まず、北消防署と多田出張所の活動状況について説明が求められた。続いて、統廃合に関する設置場所と規模、常備消防と消防団との連携の強化についても言及した。
新名神高速道路周辺の土地利用計画については、すでに策定から7年が経過し、その後の進展や今後の課題が論じられた。市立川西病院の跡地活用も議題に上り、地域のニーズと照らし合わせた計画の進捗状況が問われた。こちらも今後の取組が焦点となった。
次に、本市の参画と協動のまちづくりについても取り上げられた。自治会の役割や現状に関する質問では、過去10年間の加入率の推移が求められた。地域別の加入率の特徴を理解し、地域特性に応じた支援の必要性が強調される。
さらに、コミュニティ活動についても注目し、地域のコミュニティ協議会の特徴や課題について質問が行われた。このように、地域の連携や市民参加の促進に向けた声が多く上がった。
一方で、高齢者支援に関する政策も白熱した議論を呼んだ。吉岡健次(日本共産党議員団)市議は、高齢者への交通費補助や補聴器の補助について国や県との連携を求める姿勢を示した。さらに、感染症対策として公的に発熱外来を設置することを求め、コロナ禍の影響も視野に入れた多面的なアプローチを提起した。
このように、川西市議会では市の発展や地域住民の生活向上に寄与する様々な提案が出され、議論が進められている。地域のニーズを把握し、市民の安心・安全を確保するための取り組みが引き続き重要である。