令和元年12月の第5回川西市議会定例会が開催され、多くの重要案件が審議された。
開会にあたり、秋田 修一議長は、「本年も残り少ないが、議員の皆様には元気にご参集いただき」と言及し、定例会の開幕を報告した。
越田 謙治郎市長は、今期定例会に提出される20件の議案について説明し、重要な案件であって慎重な審議を求めた。特に、「川西市コミュニティセンター牧の台会館等の指定管理者の指定」など、市民サービスに直接関わる内容について、市長は強い意欲を示した。
その中でも、川西市功労者表彰については、前教育委員会委員の加藤 隆一郎氏が表彰されることが決定し、皆から歓声が上がった。加藤氏は教育行政において長年にわたり尽力された功績が認められ、議会の全員賛成で認定された。
また、議案第72号から89号にかけて、多岐にわたる議案が一括上程され、質疑が行われた。中でも、「川西市一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正」は人事院の勧告に基づくもので、『市の職員給与の見直しを通じて、士気向上を図りたい』として提案された。
さらに、「川西市犯罪被害者等支援条例」に関しては、犯罪被害者への総合的な支援を進める目的が達成されるべく、支持が集まった。議長はこの条例が施行されることに期待を寄せた。
最終的には、議案の大部分が賛成で通過し、越田市長も「これからの施策に確実につなげていきたい」と意気込みを示した。次回議会は12月5日に再開予定で、さらに詳細な討議が期待されている。