令和4年第4回川西市議会定例会が8月29日から31日にかけて開催された。
この定例会では、各議員が地域の重要課題について議論を深めた。
中でも注目を集めたのは、松隈紀文議員(川西まほろば会)が提起した路線バスの維持に関する問題だ。
松隈氏は、路線バスが抱える課題への取り組み状況や、他市の公共交通の成功事例を紹介し、導入の必要性を訴求した。
「市の交通方針を見直し、公共交通の活用を促す必要がある。」と強調した。
次に、大矢根秀明氏(公明党)は、地域づくり一括交付金の成果と課題に言及。
課題として、再度の制度見直しや地域分権の推進の方向性を提案した。
彼は「一括交付金の有効活用が求められている。」と述べ、不安の声に寄り添う姿勢を示した。
また、吉岡健次氏(日本共産党議員団)は航空機騒音地域徹底への取り組みの必要性を提起した。
特に、一人世帯への空調機設置補助について「住環境の質が大切」と発言。今後の施策を強く求めた。
ゼロカーボンシティに向けた施策も主要な議題の一つ。
吉岡氏は、「2050年ゼロカーボン」の具体的な方針について、エネルギー収支の透明性が必要であると発言した。
このように、財政改革や医療サービス、子どもの支援へ向けた発言が続いた。
議会終了後、多くの議員が地域の関心事項について対談し、今後の対応についての協議を重ねている。
川西市では、地域住民の声に基づくまちづくりが進められる中で、一人ひとりの生活に寄り添った施策が求められている。
議会での議論を背景に、さらなる具体的な施策の展開が期待されている。