令和2年第1回川西市議会定例会が開会された。
この定例会では、令和2年度に関する予算案や重要案件が審議される。特に、越田謙治郎市長は施政方針演説で市政運営に対する所信を表明した。市長は「今までと同じやり方を続けていては川西市に夢のある未来を描くことはできない」と強調した。
議案第24号から第32号まで、令和2年度の一般会計総額559億円、特別会計340億8,555万円、企業会計196億1,720万円の予算が提出された。特に、重要な施策として市民への情報公開や地域活動の推進が挙げられた。
また、「人権擁護委員候補者の推薦」についても上程され、全員賛成で同意された。この推薦は、大崎弘美氏に対するもので、彼女は人権啓発に貢献していると評価されている。
さらに、昨年度の川西市公共施設整備に係るPFI事業の契約変更が議論された。契約金額の変更は物価変動によるもので、市議会での審議を求められている。
このように、多様な議案が提出され、委員会での詳細審査に向け、質疑応答が行われる予定である。市長は市政の透明性や市民参加の重要性を再確認し、議会の協力を要請した。市民力を活かした取り組みも引き続き強調され、地域活動を促進する方針が示された。全体として、川西市の未来を見据えた施策が模索されている。