川西市議会では、令和4年第2回定例会が開催され、住民の安全と福祉向上に向けた重要な議論が交わされた。
特に目立ったのは、「北部地域のまちづくり」に関する質問であり、多久和 桂子市議（明日のかわにし）は、病院の移転に伴うシャトルバスの整備や、公共施設の充実について言及した。「地域住民の利便性を考慮すると、シャトルバスは欠かせない。市として積極的に支援していくべきだ」と強調した。
また、同じく多久和氏は、「スポーツクラブ21ひょうご事業」にも言及し、クラブハウスの設置状況や老朽化対策など、各地域の運営状況に関して課題と解決策を話し合った。特に、市としての関与と県との連携を促進する必要性を訴えた。
磯部 裕子市議（川西まほろば会）は、ウクライナ避難民に対する人道支援に取り組む姿勢を示し、「支援策を継続して整備することが大切だ」と述べた。また、川西市内の交通安全対策においては、交通事故の現状や通学路の改善状況についての質問をし、特に高齢者の交通安全対策の重要性を訴えた。
北野 紀子市議（日本共産党議員団）は、教育に関わる経済的負担の軽減について質問した。特に、就学援助制度の拡充や学校給食費の無償化に対する考えを提出し、「物価高騰を受け、変化が必要だ」と強調した。
防災対策についても多くの意見が交わされ、斯波 康晴市議（無所属）は、幼保園や小中学校におけるマスク着用について質問。「子どもの健康やメンタル面にも影響を与える可能性があるため、慎重に対応する必要がある」との見解を示した。
このような多方面にわたる質問が行われ、議員たちは市の今後の施策に対する具体的な考えを提示した。住民の声を反映させるために、市の政策決定プロセスにおいて議員の奮闘が期待される。