令和5年第1回川西市議会定例会が16日に開会しました。今回の議会は、重要な議案が多数上程されることから、注目されています。
特に、会期は37日間に設定され、議案は33件が提出される見通しです。越田 謙治郎市長は冒頭、トルコとシリアで発生した地震への哀悼の意を示した後、今回の議会が令和5年度当初予算に関わる重要なものであることを強調しました。
越田市長は、市長施政方針において、特に子供や子育て世帯への支援を引き続き強化する方針を示しました。また、令和5年度予算案は、一般会計568億5,100万円、特別会計345億6,285万円、企業会計133億1,234万円の合計1,047億2,619万円で編成されており、財源については厳しい見通しが抱えられています。
議案の中では、「令和4年度川西市一般会計予算の事故繰越しについて」に関する報告や、「人権擁護委員候補者の推薦について」が注目されました。市長は、教育や医療の充実に加えて、特に子どもが幸せになるための施策を重視する姿勢を示しています。
今後、川西市では中学校での少人数クラスを進めるなど、具体的な施策が立てられています。越田市長は、地域生活の向上に向けた施策を実施し、持続可能な社会を構築することを約束しています。この施策には、教育予算の強化の他、デジタル化を含む新たなアプローチが提案されています。
長期的には、脱炭素社会を目指す施策や、地域医療の充実も強調されています。市は、様々な地域資源を最大限に活かし、地域住民の生活向上に寄与することを目的としています。特に、医療体制の整備や高齢者支援に力を入れる方針で、安心・安全な地域作りが進められる見通しです。
市民が待ち望む様々な施策が次々と発表されている中、今後の議論と実施に注目が集まることが予想されています。議員たちはこれからの審議を通じて、具体的な行政課題への回答を求める姿勢を強めていくことでしょう。