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川西市議会、令和6年度予算を含む重要議案を可決

川西市議会が令和6年度予算および重要議案を可決。市民生活向上への施策が議論された。
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令和6年第1回川西市議会定例会が、3月に行われ、重要な課題についてが議論された。

主な議案として、川西市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例改正が上程された。市長の越田謙治郎氏は、個人情報の取り扱いについて慎重な姿勢を示す一方、特定個人情報の提供については「個人情報保護と業務の効率化の両立を図る必要がある」と述べた。

議案第12号に関する川西市公告式条例について、議員からは市民が情報を得られないという懸念が上がった。特に、オンライン公告が発表された際には市民の利便性が落ちるとの声も聞かれた。吉岡健次議員は、「紙からの公告も併用するべきだ」と主張した。

また、川西市消防団員等公務災害補償条例についても改正が議論された。消防団員の負担に対し、市が支援策を講じることの重要性が強調され、議員からは「危機管理や地域防災力の強化も必要だ」との意見が寄せられた。

さらに、令和6年度一般会計予算の見直しが行われ、市は「すべての世代に配慮した政策運営」を掲げ、各施策において市民の生活向上を目指していると強調した。特に教育施策への積極的な予算投入が注目され、松隈紀文議員は「子供の幸せを第一に考えることは、未来への投資だ」と評価した。

逆に、後期高齢者医療制度の財源確保や賃金の実質減少が問題視され、根本的な制度改革が必要だとの声もあった。特に、吉岡議員は「年金や医療が減る中で高齢者をどう支えるのか、市として真剣に議論するべき」と訴えた。

請願として提出された"おくやみコーナー"設置の提案や"物価に見合う老齢基礎年金"の改善要求についても、賛否が分かれ、長田拓也議員は「老齢基礎年金だけでも物価上昇に見合った改善が不可避だ」と主張した。

合計24議員が出席する中で、議事は平穏に進行し、全ての重要議案は可決された。越田市長は、会議の締めくくりに際し、「今後も市民と共に進む施策を推進していく」との方針を示した。

議会開催日
議会名令和6年3月川西市定例会(第1回)
議事録
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