令和元年7月17日、川西市で建設公企常任委員協議会が開催され、花屋敷団地等の建替事業基本設計について協議された。
会議の冒頭、副市長の小田秀平氏は、「本日は建設公企常任委員協議会を開催していただき、ありがとうございます。今日の議題は花屋敷団地等の建替事業基本設計です。」と述べた。
都市政策部長の松井雅伸氏が基本設計の詳細を説明した。事業は、既存住棟の解体、新たな住棟の建設、入居者の移転支援、自治管理組織の立ち上げ準備を含むPFI(民間資金活用型公共事業)方式で進める。また、アスベスト含有材料の存在も報告され、安全な解体工事が計画されている。
新しい花屋敷団地は、既存の105戸と絹延団地の60戸を集約して167戸規模の3棟建設となり、環境に配慮したバリアフリー設計が採用される。住環境の良好な地域コミュニティー形成を目指す。松井氏は、「様々な世帯構成の入居者が支え合い、交流する仕かけを作ることで、住環境を向上させます。」と語った。
さらに、建物は8階建てで延べ床面積9272.62平方メートル、駐車場は住戸数の約3割の52台、駐輪場は234台が設置される。駐車場の設計について福西勝委員が質問し、都市政策部副部長の茨木実氏は、台数は約30%を基準にしたと答えた。
また、防災対策としてかまどベンチを2基、防災トイレを2基設置予定であることも確認された。
この日の質疑では、入居者の安全を守るための具体的な取り組みや、アスベストの扱いについても議論が活発だった。議員たちは、地域住民への説明会を設けることや、工事の進捗状況と住民への情報提供の重要性について意見を交わした。
最後に、今回の基本設計に関する説明が終了し、斯波康晴委員長は会議を閉じた。参加者全員が協議の成果を評価し、今後の進展に期待を寄せている。