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川西市、令和6年度当初予算633億を計上、教育施策に重点

川西市は令和6年度当初予算を633億円に設定し、教育施策の充実を重視。70周年記念事業も予定。
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令和6年2月8日に開催された議会運営委員・常任委員長合同会議では、令和6年度の当初予算案が議題となり、各種施策が議論された。

市長の越田謙治郎氏は、令和6年度は市制施行70周年を迎える重要な年であると述べた。この年度は、第6次総合計画が開始される年でもあり、都市の理想像として「心地よさ 息づくまち 川西」を掲げた。

越田氏は、「まず、子どもの幸せから始める」という基本姿勢を持って予算を編成しており、特に学校教育環境の充実を重点にした内容である。

具体的には、校内サポートルームの支援員拡充、中学校での放課後無料学習支援、全小中学校の体育館の空調整備を行う予定である。このような施策により、安心して子育てができる環境の整備を目指す。さらに、70周年記念事業として、未来を見据えた取り組みを推進し、市民に記憶に残るようなイベントを実施するとした。

越田氏は、特に北部の地域に焦点を当てたまちづくりを進める意向を示し、川西病院跡地の解体や災害拠点の整備など、重要なプロジェクトについても言及した。また、厳しい財政状況を踏まえ、5億円の財政基金を取り崩す形で予算を編成したが、持続可能な社会を作るための財源確保の議論も今後進めていく考えを示した。

企画財政部長の作田哲也氏からも、予算案の詳細な説明が行われた。一般会計の予算規模は633億4,900万円となり、前年度比で11.4%の増加が見込まれている。具体的な収入の見込みについて、市税収入が194億4,466万4,000円と減少する中、地方交付税や国庫支出金の増加が見込まれている。

今年度は、特別交付税や地方特例交付金の活用により財政の均衡を図る。特に民生費では、物価高騰に伴う重点支援や児童手当の増額を行う計画で、地域の福祉や教育に対する支出が増えている。これに加え、70周年事業が市民の参加を促し、地域を活性化させることが期待されている。

会議の最後に、議長の大崎淳正氏は質疑がないことを確認して、会議を閉会した。今後も議会では市民のニーズに応えた施策を推進していく方針である。

議会開催日
議会名令和6年2月議会運営委員・常任委員長合同会議
議事録
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