令和6年3月13日に川西市議会が開催され、川西市北部地域のまちづくり方針(案)について議論が行われた。
市長の越田謙治郎氏は、今回の市民と議会の意見を反映した方針案について説明した。これにより川西市の北部地域でのまちづくりの方向性が明確化される意義を強調した。本議論は、地域の特性やニーズを踏まえた方針策定が目的であり、特に子育て世代や高齢者に配慮した施策が求められている。
今次の議論では、川西市北部地域におけるパブリックコメントの実施結果についても報告された。資産マネジメント部長の篠崎保夫氏は、1月から2月にかけて実施されたパブリックコメントにおいて、49人から54件の意見を集約した。市民からは「災害時にペットを同伴可能な避難所の設置」が多く寄せられた。
また、意見の中には「避難所の機能を充実させるべき」という声があり、特にペット同伴の必要性が指摘された。篠崎部長は「安心して人とペットが避難できる環境整備に努める」と述べた。地域医療連携推進法人との協力体制構築に関しても、多くの意見が寄せられ、地域の医療サービス向上に対する期待が見受けられた。
議員の黒田美智氏は「広範囲な住民から意見を聞く必要がある」と指摘し、市民の懸念を受け入れる姿勢の重要性を訴えた。他の議員たちも地域医療や子育て関連施設の拡充を求める意見が相次ぎ、基本的な生活支援が行われていることの必要性が言及された。特に、近隣住民との連携を強化し、地域社会としての一体感を高める重要性が強調された。
最後に、市からは今後も市民と共に検討を進め、各エリアの基本構想策定に向けた具体的なアクションプランが求められていることが報告された。議論の結果、地域特性を理解し、市民ニーズに応じた柔軟な対応が必要だと確認された。これにより北部地域の活性化を図る計画が進んでいることに期待が寄せられている。