令和5年8月2日、川西市役所で議員協議会が行われた。
この日の議題は、第6次川西市総合計画(案)についてである。市長の越田謙治郎氏は、「本日は議員協議会を開催していただきまして、ありがとうございます。ご協議をお願いいたします事項は、第6次川西市総合計画(案)についてでございます」と述べ、今回の計画の意義を強調した。
計画策定に際し、企画財政部長の作田哲也氏が詳細を説明した。計画案は、パブリックコメントを実施し、市民の意見を反映させる。また、川西市参画と協働のまちづくり推進条例に基づいて策定されているという。意見の募集期間は令和5年8月3日から9月1日までとし、計画案の公表は市役所や行政センターで行う他、市のホームページにも掲載される予定だ。
特に力を入れている点として、計画策定の過程に市民が積極的に参加できる機会を設けたことが挙げられた。越田市長は、「市民とともに築くまちづくりが重要で、特に子どもの幸せを基に地域の活性化を目指している」と述べ、子どもたちが幸せになることが周囲の大人たちの幸せに繋がると強調した。
市民の意見を求めるため、活動への参加も呼びかけられ、多数の地域で行われた「市長と語るかわにしMeeting」には、延べ265人が参加したと作田部長が報告。高齢化社会の進展や人口減少の課題についても触れ、様々な対策を講じていることが伝えられた。
また、議員たちから政策に対する意見や提案も相次ぎ、「中心市街地だけでなく、南北に広がる地域全体の活性化を図るべきだ」「地域別構想の重要性を再確認する必要がある」といったコメントが寄せられた。各議員は、自治力の向上や市民のシビックプライドの重要性を指摘し、計画にシビックプライドを感じられる要素を取り入れる必要があると語った。
こうした意見交換が行われた後、議長の西山博大氏は、参加した議員たちの意見を聞き、今後理事者における更なる検討が必要である旨を述べた。会議はその後、閉会となった。
今後は、市民の意見を基に第6次川西市総合計画が最終化される見込みであり、より良い地域づくりが進むことが期待されている。