川西市議会において、令和5年12月22日に第5回定例会が開催された。
全議員が出席し、今回の議題は複数の重要な議案が一括して審議された。
中でも川西市総合計画基本構想の策定に関する議案は、議員からの高い評価を受けた。
田中麻未総務生活常任委員長は、「市長及び市議会議員の任期を考慮し、前計画の期間を短縮して、8年間としていることは評価に値する」と述べた。
また、様々な個別計画の策定においては、庁内の連携強化が重要であるとの意見も出された。
このほか、川西市みつなかホールおよびその他施設の指定管理者の指定に関する議案が一括して可決された。
審査を行った結果は委員長による報告を通じて、「全会一致で可決された」との説明があった。
企業と連携したPFI事業に関するいくつかの契約変更議案も採決の対象に含まれており、関係する議案は全て、原案通りに可決された。
市立桜が丘小学校エレベーター設置工事の契約変更も了承されるなど、教育環境の整備が進められることが期待される。
一方で、性的指向やジェンダーアイデンティティに関する意見書が可決された。
この意見書は施行された法律の適切な運用を求めるもので、全ての議員からの支持を受けた。
人口の多様性を反映した政策が今後も継続されることに期待が寄せられる。
加えて、健康保険証存続に関する意見書も審査され、各議員からの強い賛成意見が相次いだ。
黒田美智議員は、「マイナンバーカードに関わるトラブルが続出している現状を鑑み、現行の健康保険証は存続すべきであると考える」と訴えた。
議会は、今後も地域住民に寄り添った行政運営を目指し、さらなる審議を重ねていく。