令和5年6月の第2回川西市議会定例会が開会した。
市長の越田 謙治郎氏は、重要な案件が多く審議に注力してほしいと述べた。
続いて、議会では会期の決定が行われ、27日間の会期が承認された。
主な議題には、令和4年度一般会計予算の継続費繰越しが含まれている。
この継続費は様々な事業の執行額が予算を下回るため、翌年度に繰り越すものだ。
特に、地域福祉計画や健幸まちづくり計画など、多岐にわたるプロジェクトが対象となる。
また、高規格救急自動車の買入れ計画が報告された。
北消防署の救急自動車が更新時期を迎え、新車の購入が進められる。
市長によれば、入札の結果、兵庫トヨタ自動車から購入することが決まった。
加えて、令和5年度一般会計補正予算に関する報告も行われた。
特に、物価高騰の影響を受ける低所得世帯への支援が盛り込まれている。
この施策により、児童一人当たり5万円の特別給付金が支給される予定だ。
公平委員会委員の選任についても議題に上がり、満村和宏氏の再任が提案された。
この件は地方自治の観点から重要な役割を果たすとされ、承認を得る見込みである。
議案第34号から第40号に関しても一括議題として説明され、税条例改正や印鑑条例、火災予防条例の改正が提案された。
市長は、デジタル社会の進展に対応するため法律整備が不可欠であると強調した。
最後に、議会では物価高騰対策を含む総予算の見直しが行われ、さらなる財政支援の必要性が示唆された。
この模様は次回の定例会での詳細な審議に期待が寄せられる。