令和3年6月定例会では、川西市が「モルックのまち」への取り組みを進めるべく、様々な議案や市民の提言が出されている。その中で、今後のモルック普及に向けた具体的な施策について議論が行われた。
議員は、モルックがフィンランド発祥のニュースポーツであり、幅広い年齢層が楽しめる特性を持つことを強調した。全国大会を満願寺で開催する予定であり、川西市がモルック都市と宣言することで市の活性化を図ることができると述べた。
また、モルックの環境整備についても話題に上がった。藤ノ木さんかく広場や公民館での利用促進についても触れ、市としてモルックの道具を備え、広く市民が楽しめる環境の整備が必要との意見が出された。例えば、キセラ公園など公共の場で自由に体験できる場を提供することを提案した。
さらに中学校での部活動としての採用も期待されている。モルックがもたらす多世代の交流の促進や、地域の活性化につながる可能性があることから、川西市が積極的に取り組むことが求められる。
教育委員会の活性化についても質疑があり、市の教育政策においても市民からの意見や要望をどのように反映させるかが議論された。定例会の開催頻度や内容も尋ねられ、委員会のメッセージがどのように発信されているのかについての評価が求められた。
また、働き方改革への取り組みとして、教職員の負担軽減や教育環境のデジタル化が進められていることも注目された。そこで、今後の人材の確保や業務改善がどのように進められていくか、教員の専門性も活かした体制の構築が急務であると言及されている。