令和6年第1回川西市議会定例会が開催され、各議員から質問が相次いだ。
特に、加茂文子氏(市民ファーストかわにし)が提案した「男女共同参画の視点からの防災・災害対応の取組」についての取り組みが注目された。彼女は、災害時における女性や子供、高齢者、外国籍の方への配慮が不十分であると指摘し、具体的な改善策が求められた。
加茂氏は、女性の声を防災に取り入れることが重要であると強調し、「防災計画におけるジェンダー平等の視点からの検討が必要である」と述べた。また、最近の災害を受け、その教訓を活かした進展が求められると訴えた。
続いて長田拓也氏(無所属)が、本市のコロナ対策について質疑を行った。一問一答制で進行されたこの質問では、ワクチンの効果や副作用についての調査が必要であると強調した。また、救急車の不要不急出動や、その有料化についても意見を述べた。
榮奈津子氏(公明党)も質問し、シルバー人材センターへの支援の現状を問う中で、さらなる支援の在り方が課題であることを指摘した。
さらに、吉岡健次氏(日本共産党議員団)は、「国土強靭化により指定された注視区域への市の対応」を問う中で、地域住民への情報提供の必要性を訴えた。
会議の最後には、平岡譲氏(公明党)が公園ゴミ箱の撤去に関する市民への周知や美化環境維持の観点から提言を行った。議会では多様な視点から市民の生活に直結する重要な問題が議題に上がっており、今後の取り組みが期待される。
各質問は活発に行われ、今後の課題解決に向けた市の姿勢が問われた。