川西市の第7回定例会が開催され、市北部地域の医療対策が中心に議論された。特に「今井病院移転案」と「北部診療所整備案」の二者択一の提案に対して、地域住民から不安の声が上がっていることが問題視されている。
斯波康晴議員がこの状況に対し、地域住民が求める医療サービスについて市の対応を問うた。斯波議員は、北部診療所案の変更により外来診療機能が低下する懸念を示し、市が住民や議会との対話を重ねる重要性を強調した。
越田謙治郎市長は、今井病院の移転に伴う医療の質の保持について「北部地域に必要な医療を提供するための選択肢を拡張する」と述べたが、依然として市民の懸念を解消するには至っていない。
さらに、福祉部門からは新型コロナウイルス感染症対策や市内介護事業者の状況についても報告がなされ、県との連携を強化し、質の確保に向けた取り組みが追求されることが確認された。