川西市議会が令和3年9月に開催され、重要な議案が討議された。
本定例会では、会議録署名議員の指名から始まり、既存の案件の訂正や予算の精算報告が続く中、越田 謙治郎市長は報告を行った。まず、令和3年第2回川西市議会の報告は一部訂正が必要であると述べられ、誤って報告された予算の繰越し額について訂正が加えられる。その理由として、財務事務執行の確認不足が挙げられた。
また、報告第15号では、令和2年度の一般会計予算の継続費精算について説明があり、特に清掃事務所の整備及び中学校給食の準備事業について詳細な数値が報告された。総額は11億円を超え、歳入の状況も注目されている。市議会はこの報告に対し質疑応答を行ったが、特に異論は上がらなかった。
次に、令和2年度の各会計決算認定案件が一括議題に上げられた。一般会計では、歳入決算額が729億5,875万5,126円、歳出決算額が720億8,286万4,513円とされ、この結果、8億7,589万613円の余剰が確認された。また、国民健康保険や後期高齢者医療、介護保険の特別会計についても報告され、いずれの年度でも収支がプラスであることが述べられた。
さらに、議案第58号の令和3年度一般会計補正予算の提案があり、越田市長は新型コロナウイルスへの対応として、キャッシュレス決済による事業者支援策が含まれることを強調した。特に、中小企業への支援を重視し、歳入歳出をそれぞれ2億5,160万円追加することが提案された。
質疑応答は無く、議会はこの予算案を総務生活常任委員会に付託した。次回の本会議は9月24日と設定され、関係者のさらなる準備が期待されている。