令和6年第1回川西市議会定例会が15日に開会した。
市議会では、会期の決定や予算関連の議案審議が行われ、特に令和6年度の一般会計予算が大きな注目を集めている。越田謙治郎市長は、予算案が633億4,900万円であることを明らかにし、新年度の行政運営に対する方針も示した。
市長は、「笑顔つづくミライへというメッセージは、この市の将来に対するビジョンを表している」と述べ、今後のまちづくりさに期待を寄せた。また、能登半島地震に関する支援活動にも言及し、災害に強い市づくりを強調した。
議案の中では、令和5年度一般会計の補正予算が2件あり、新型コロナウイルスワクチン接種に伴う医療費支給が含まれている。新たに設ける住民税均等割のみ課税世帯への給付金支給も、新型コロナウイルス感染症への対応策の一環として進められた。また、議論の末に副市長や教育長、監査委員の選任も承認された。
教育行政においては、斯波康晴議員が教育長選任の同意案について懸念を表明したものの、最終的には多数の支持を得て断を受け入れられた。市長は今後、教育環境の充実に向けた取り組みを強化し、特に学校施設の空調整備や教育サポート事業に力を入れていく方針を示した。