令和6年3月27日に開催された川西市の総務生活常任委員協議会では、コミュニティパークの整備に関する議論が行われた。
市長の越田謙治郎氏は冒頭挨拶で、協議内容が市制70周年に関連していることを強調した。特に、株式会社阪急阪神百貨店から寄附された1億円が、川西市のふるさとづくり基金に積み立てられることに言及した。
市長公室長の井上博文氏が具体的な整備計画について説明を行った。2024年8月1日に市制70周年を迎える川西市では、中心市街地で多世代が集まる公園を整備する予定である。この取り組みは、「笑顔つづくミライへ。」をテーマにしており、70周年記念事業の一環として位置付けられている。
具体的な整備内容には、子育て世帯を中心に集まるスペースの演出や、雨天でも楽しめる遊具の設置が含まれる。さらに、地域情報や防災情報を発信できる大型LEDビジョンの設置も計画されている。
角田槙司委員は、「保守管理は誰が行うのか」と質問し、井上公室長は「現在川西都市開発株式会社が現実的な選択肢」と回答した。今後の具体的な運営方法はまだ未定であるが、適切な方法を模索する考えが示された。
他にも整備に関する具体的な細部について、吉岡健次委員が「設計段階から考慮を」と求める場面も見られた。市制70周年の記念事業は、長期的に利用されることが期待されており、石井氏は多世代共生の場になることを強調した。整備スケジュールに関しても、8月1日のオープンを見据えて進められ、継続的な利用促進のための工夫がなされていくと述べられた。
その後、秋田修一委員から、コミュニティパークの名称や管理方法についての意見も出された。ここは市民に親しまれた「ぴぃぷぅ広場」のロケーションであり、名称の重要性が強調される一幕も見られた。申し込みやプランに対して、柔軟な対応をしていく必要があることが示唆された。
このコミュニティパークは、川西市の中心市街地の活性化のみならず、多世代が集まるスペースとしての重要な役割が期待されている。今後も地域のおける多様なニーズに応える形での整備が進む見込みである。地域住民、特に子育て世帯にとっての憩いの場となることが望まれる。