川西市議会は令和5年12月定例会の第5回を開催しました。
議題には、職員給与の改正条例や一般会計補正予算の審議が含まれていました。
最初に、議長の大崎淳正氏が開会を宣言し、全議員の出席が確認されました。
続いて、最初の日程である会議録署名議員の指名が行われ、加茂文子議員と秋田修一議員が指定されました。
次に、議案第54号として、川西市一般職の職員給与に関する条例等の一部改正が提案されました。
この議案について総務生活常任委員会の田中麻未委員長が報告しました。
改正は、人事院の勧告に基づき、職員の給与等を改定し、期末勤勉手当の支給率の見直しを含むものでした。
議案は急施を要するものであったため、前日の委員会で慎重に審査されました。
委員会内では、原案への質疑が行われ、周囲の市と比較して特別職や議員報酬の引き上げには反対の意見が相次ぎました。
その中で、特に物価高騰の影響で市民が苦しんでいる現状を踏まえ、報酬増額に対する市民の理解を求める声がありました。
報告の後、修正案についての質疑が行われましたが、提案者は現在の厳しい財政状況を考慮し、特別職や議員の手当の引き上げは控えるべきとの説明を行いました。
しかし、委員会の結果、修正案は否決され、原案は賛成多数で可決されました。
続いて、議案第53号、令和5年度川西市一般会計補正予算の審議が行われました。
岡留美委員長が物価高騰に伴う支援給付金の追加支給について説明しました。
本案は、非課税世帯に対して7万円を支給する内容で、あわせて審査の結果は全員一致で原案可決となりました。
最終的に、全ての日程を終えた川西市議会は、次回の本会議を12月5日午前9時半に再開することを決定し、散会しました。
今回の会議では、議員報酬改定と補正予算案が中心議題となり、市民生活への影響が重要視されました。