令和2年10月26日、川西市の臨時会が開催されている。議題には、令和元年度の一般会計決算認定や議長と副議長の選挙が含まれている。
議長の秋田修一議員は、「令和元年度は重要な案件が多く、特に決算に関しては緊急を要する。」と述べた。この決算認定において、委員会による質疑も活発に行われ、各議員から意見が交わされた。
一般会計決算特別委員会の委員長を務める大崎淳正議員は、審査の結果を報告し、歳入が549億6,480万1,270円、歳出が544億7,776万8,959円となったことを報告した。これは、前年に比べて歳入は3.3%、歳出は3.5%の減少で、主要な要因として「キセラ川西プラザの整備完了」や「病院事業会計への補助金減額」が挙げられた。
この決算については賛否があり、日本共産党の黒田美智議員は、税率引き上げによる影響が大きいと指摘し、「市民サービスの低下が懸念される」と強調した。一方で、大崎委員からは「行財政改革と共に黒字化を達成した点は評価されるべき」との意見も出た。
議長については、秋田議員が辞職し、新たに平岡譲議員が選ばれた。平岡議員は就任挨拶で、「市民の命と健康を守るため尽力する」と語った。副議長の辞職もあり、新たに多久和桂子議員が選任された。
さらに、監査委員の選任も承認され、新たに黒田美智議員が選出された。これらの議案はすべて賛成多数で認定された。
最後には、議会運営委員会の改編が報告され、新たに久保義孝議員が委員長に選任された。すべての議事が終了し、今期の臨時議会は閉会となった。