令和３年１２月に開催された川西市議会定例会では、重要な議案が取り扱われた。
初日に決定されたのは会期の長さで、30日間と設定された。これに伴い、さまざまな議案が提出され、審議対象となる案件が多数存在している。
特に議案第60号の「川西市LGWAN無線ネットワーク機器の買入れ」について、越田市長は「国のセキュリティー対策基準に改定により、無線方式への転換が求められ、必要な機器の買入れを進める」と述べた。予算は2,145万円で、これにより市役所の業務効率が向上することが期待されている。
また、議案第59号に関しては、職員の給与に対する改正も提案された。越田市長は「人事院勧告を踏まえ、期末手当の支給率を引き下げる必要がある」とし、これに伴い課長補佐級以上の管理職職員に対する手当の減額を令和5年度末まで延長する意向を示した。この決定には、特別職や副市長の一時金削減も含まれる。
さらに、議案の数々は市民生活にも直接関わる内容が多く、例えば、川西市のバリアフリー化推進を求める請願が全員賛成で採択された。これは、府や市の公共施設のバリアフリー化と整備計画を強化するものとして位置づけられ、市民からの強い要望が反映された形である。
本定例会では、各議案について充分な審査が行われる模様であり、議員たちには一層の議論が求められている。越田市長は「提出案件はいずれも重要である」と強調し、慎重な審議を通して市民生活に貢献する決議を期待した。最終的な議決は12月24日を予定しており、今後の動向にも注目が集まる。