令和4年7月、第3回川西市議会臨時会が開催された。
本会議では、主に令和4年度の一般会計補正予算に関する重要な議題が取り上げられた。特に原油価格や物価高騰に伴う対策を含む内容が議論された。
越田謙治郎市長は冒頭、補正予算の背景に触れ、「原油価格や物価高騰等への対策が急務である」と強調した。特に、語られた具体的な施策は、市立小中学校における給食費の無償化や、子育て世帯対象のギフトカード支給が挙げられた。
議案第60号について、黒田美智議員が詳細な質疑を行い、給食費の内訳や新型コロナウイルス対応に関する財源の透明性について追及した。これに対し、石田有司総合政策部長は「詳細については資料を提出する」と応じた。
また、斯波康晴議員は清和台幼稚園の廃園に伴う通園支援について疑問を呈し、補正の理由や経緯についての具体的な回答を求めた。これに対して、山元昇こども未来部長は「入園児童数の減少が背景にある」と説明し、その現状に対して的確な支援が必要であると述べた。
この臨時会は、限られた会期内に重要な議題を審議するもので、慎重な議論が行われた。最終的に、補正予算案は賛成多数で可決される見通しとなっている。議長は、次回の本会議を29日に再開すると告げ、散会した。今回の議論は、市民の生活に影響を及ぼす重要なテーマであり、今後の対応が注目される。