令和4年10月28日、川西市議会において議員初総会が開催された。
この初総会では、市長の越田謙治郎氏が再選にあたっての挨拶を行い、議員の皆様にお祝いの言葉を述べた。越田市長は、選挙において激しい競争を勝ち抜いた議員に対し、川西市民の代表としての責務を果たすよう求めた。また、これからの市政運営における課題や方針についても示した。
越田市長は「川西は今、大きく動き出そうとしている」と強調。特に、総合医療センターの開設や中学校給食のスタートなど、市民生活に直結する施策が進展したことを挙げ、今後の市政に対する期待感を語った。その一方で、厳しい財政状況や少子高齢化の進行、また新型コロナウイルス対応についても触れ、「スピード感を持って柔軟に対応していきたい」との考えを示した。
初総会の中では、議員の自己紹介や理事者の紹介も行われた。議員全員が自らの所属と意気込みを述べ、初対面の議員同士の交流が進められた。議会業務に必要な手続きとして、会派の届出や初議会の開催予定についても協議された。事務局長の佐谷靖氏は、初議会の日時を11月10日とし、それに向けた準備を進める意向を説明した。
また、政務活動費の交付に関する説明も行われ、議員には必要書類の提出が求められた。さらに、個人情報の取り扱いや倫理に関する誓約書の提出も議題に挙げられ、倫理基準を守る姿勢が重要視されていることが確認された。
この初総会は、新たに議席を得た議員にとって、今後の活動に向けての大切な第一歩となった。議会の構成や機能を理解し、すぐに始まる業務に備える貴重な機会となったことは、議員自身からも高く評価されていた。今後、7日に開催される会派代表者会を経て、初議会が迎えられることが決まった。
このように、初総会は新しい議員たちが結束し、市民の期待に応えるためのスタートラインとなった。議員たちは、今後とも市民との対話を重ね、真摯な政治を行っていく意思を示している。