川西市の第5回定例会が開催され、多数の重要議案が討議されている。なかでも特に注目を集めているのが、水道事業・下水道事業・病院事業の決算認定である。
14番の黒田美智議員は、水道事業会計の決算認定について、消費税の影響や職員配置について質問を行った。また、今後の漏水に対する減免措置についても関心が寄せられた。黒田議員は「窓口業務の委託化や久代浄水場業務の委託化などについても詳細な報告がほしい」と強調した。これに対して総務部長の田家隆信氏は、「質疑に応じて資料を提出する予定である」と述べた。
さらに、五つの議案についても議論が交わされた、高規格救急自動車の買入れ、土地の買入れ、川西市中学校給食センターの整備や運営に関する契約締結が提案された。黒田議員は中学校給食センターについて、「国の補助及び交付金の詳細が必要」と求めた。
また、一般質問では教育問題の重要性も強調された。その中で市長の越田謙治郎氏は「新型コロナ感染症拡大に対処しながら教育環境の整備を進めていきたい」と述べた。特に、少人数学級の実施についての関心が高まり、今後の進展が期待される。総務部は教育現場のニーズに応じた柔軟な支援体制を整えていく方針である。
なお、現時点でのコロナ禍への対応として、本市では推進している健幸マイレージ事業などを活用して、高齢者の健康維持を図る施策も引き続き拡充していくとのことであり、高齢者の社会参加促進に向けた取り組みが求められている。