令和4年度川西市一般会計補正予算(第3回)に関する臨時会が開催された。議事の中で、特に原油価格や物価高騰に対応する予算が中心に議論された。
まず、議長の久保義孝氏は、全議員が出席していることを報告した後、本日の議事日程に言及した。松木茂弘副市長は欠席であり、その旨が伝えられた。
議案第60号は、令和4年度川西市一般会計補正予算であり、特に清和台幼稚園廃園に伴う牧の台みどりこども園への通園支援に関連する予算が含まれている。この通園支援は、230万1,000円という額が提案され、対象は1家庭で2名の園児となっているが、その妥当性や公平性について多くの議員から疑問が呈された。
磯部裕子総務生活常任委員長は、総務生活常任委員会での審査の結果を報告し、原油価格・物価高騰に対策を講じる必要がある事業予算が主な内容であると説明。さらに、教育現場への支援策として、対象家庭に対する経費支援が計上されている背景をご紹介した。
岡留美厚生文教常任委員長は、清和台幼稚園廃園に伴う予算について報告を行った。特に、今回の通園支援の必要性が議論になり、その中で市が決定した廃園方針やその進め方がいかに適切であったかが問われた。市が急遽示した廃園の方針に対し、議員たちからは慎重に進めるべきとの意見が多数寄せられた。
一部の議員からは、通園支援の提案に関して、訴えられた意見に反対する形で修正案も提出された。具体的には、清和台幼稚園の廃園に関する条例案が上程される前に予算が先行して提案されているという点から、市の運営の在り方に疑問が投げかけられた。
全体的には、清和台幼稚園に通うことを希望していた家庭に対する配慮は必要であるが、他の家庭への影響も考慮すべきとの声が強まった。その結果、議案第60号は賛成多数をもって可決されることとなった。
最後に、越田謙治郎市長からは、議案可決に感謝の意が表され、補正予算の実行にあたって十分な検討を行うことが強調された。市長はまた、コロナの状況についても言及し、地域医療を支える重要性を述べ、引き続きの支援を求めた。